
お金の悩みは尽きませんよね。
特に女性は誰にも言えずに1人で抱え込みがち・・・。
お友達のnanaさんに借金問題の解決法と完済までの流れを聞いてみました。



法律事務所職員のnanaです。
一般民事事件を中心に様々な案件に日々携わっていますが、今回は借金問題についてお話ししますね。実は、女性の方のご相談は多いんです。
1人で悩んじゃダメですよ!
➖1人で悩まないで💡➖
・借金返済の悩み1 毎月の返済が苦しいので今すぐなんとかしたい(自転車操業状態、リボが雪だるま式に・・・)
・借金返済の悩み2 借金を返済する方法にどのような種類があるのか知りたい
・借金返済の悩み3 借金完済までの流れを知りたい
・借金返済の悩み4 どの専門家(弁護士・司法書士)に依頼すれば良いかわからない



もう自分ひとりでは解決できそうにない。。
誰か助けて。もっと割のいい仕事探すしかないのかな・・・。



まず言いたいのは・・・1人で悩んじゃダメです。
これまで、たくさんのお悩みに寄り添ってきましたので、経験をもとに借金地獄から解放される解決法と借金返済までのロードマップを解説します。
また、後半では・・・
💡債務整理の種類とメリットデメリット一覧表
💡専門家の選び方や債務整理が得意な事務所(無料相談OK)の紹介
などを載せていますのでぜひご参考になさってくださいね。
借金完済までの5STEP


STEP① 無料相談を利用して相談する→およその方針を把握する
STEP② 自分が納得・安心して頼める弁護士に依頼(契約)
STEP③ 弁護士による債権の調査&交渉&方針決定
STEP④ 和解(任意整理、個人再生)または全額免除(免責決定;破産)←破産の場合、免責決定が出ればここで完結!
STEP⑤ 和解内容に従い分割返済開始(一般的には3〜5年くらい)←任意整理、個人再生の場合
STEP⑥ 完済!
※上記はあくまでも一般的な流れですので、個々の事情により異なります。



借金解決の1番の方法は、とにかく早く専門家に相談することです。
勇気をもって弁護士に相談してください。
督促状がたくさん来ていたら要注意ですよ⚠️
【結論】借金解決の第一歩は「法律の専門家に相談」すること!


− 理由 −
- 過払金などの対象になっている債務があるかもしれない(借金減額の可能性)
- 書類を取り寄せ専門家に精査してもらわなければ自分の債務(借金のこと)がどのような状態であるかを正確に判断することができない
→自分の希望する手続きを必ずしも選べるわけではない! - メンタルヘルスの維持
→追い込まれ過ぎるとメンタル疾患になり働けなくなってしまいます



弁護士さんに怒られそうだからなかなか踏み出せない・・・。



そうですよね。
確かにいきなり弁護士に相談するのは躊躇すると思います。
だけど、大丈夫ですよ💡
あなただけじゃないですから!いきなり怒られたりしません。
弁護士に相談すること自体を躊躇っている方がとても多いと思います。
その原因は?
敷居が高いというのも理由のひとつですが、借金特有の原因があります。
「まだ大丈夫」
借金に借金を重ねてしまう“自転車操業状態”でなんとか回せているという実情。
思い当たる節ありませんか?
クレジットカードのリボ払いで何とか回せてしまっている状況が一番怖いんですよ・・・。
気づけば、支払日に10万円〜20万円になってしまった💦
副業をせざるを得なくなり精神的にも経済的にも苦しくなる一方です。
法律問題が関係することですので、弁護士にお悩みを相談するのが最速の解決方法です。
ここは、ぜひ勇気をふり絞りメール相談をしてください。



副業しても返済できなくないほどの額になったら即相談してね。
本当はその前に相談できればベストなんだけどね・・・。
借金をする原因





女性は、責任感が強い方・我慢強い方が多いので
1人で抱え込んでしまう傾向にあります。
日常生活資金や子どもの学費のためという理由も少なくありません。
借金をしている人の割合と借入の目的は以下のような結果となっています。
【借金をしている割合】
世帯人数 | 単身世帯 | 2人以上世帯 |
借入金のある世帯割合 | 15.3% | 20.4% |
【借入の目的】
借入目的 | 世帯の種類 | |
2人以上世帯 | 単身世帯 | |
住宅(土地を含)の取得または増改築などの資金 | 47.8% | 10.2% |
耐久消費財(車、家具、家電等)の購入資金 | 15.3% | 13.4% |
子どもの教育、結婚資金 | 9.2% | 2.1% |
旅行、レジャーの資金 | 4.2% | 10.5% |
医療費や災害復旧資金 | 4.3% | 4.7% |
土地建物等の実物資産への投資資金 | 5.6% | 5.2% |
日常生活資金 | 20.3% | 44.8% |
調査期間2022年6月24〜7月6日
参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」
単身か2人以上世帯かにより借入目的が異なっていることがわかります。
主な使い道は、住宅に関する資金や日常生活資金、車、家電などの耐久消費財など。
生活に身近なものを目的としていることが共通していますし、コロナ禍が原因となっているケースも少なくありません。
とても身近なことが原因となっており、誰もが陥る可能性のあることです。
よくある借金事例



よくある借金事例を見ていきましょう。
当てはまるものありませんか?
- 生活費の不足分を補填(収入が支出を下回っておりカバーできていない。生活費や必要経費を補うためにリボ払いや消費者金融に借り入れた)
- 奨学金返済
- 住宅や車のローン
- 緊急事態(急な医療費や家庭のトラブル、自然災害などの緊急事態が発生したためやむを得ず借り入れた)
- 浪費(無計画な消費や高額な商品の購入、娯楽・ギャンブル等により借金が膨らむ)
- クレジットカードの使いすぎ(リボ払いで雪だるま式に借金が増える)
- 失業や収入減少(収入減少・失業したため生活費や返済が難しくなり借り入れやリボ払いで工面)
- 高金利の借入(闇金など)
- 借入先が複数に及ぶ(複数の借金を抱えてしまい返済が複雑化し膨れ上がり返済が難しくなってしまう。いわゆる自転車操業状態)



クレジットカード払いがとても便利なので、私もついつい使っちゃてます💦気をつけよう。



デビットカード💳に切り替えて“今あるお金”だけを使う習慣を身につけましょう。
借金の返済を解決する方法とは?
- 債務整理
- 不動産等を担保に入れる
- 家族や友人に借りる
- 副業で収入を増やす など
借金の返済方法にはいろいろな方法が考えられます。
副業で収入を増やすことが確実にできるのであれば問題ありませんが、なかなか難しいのが現実ではないでしょうか?



リボ払いや分割払いにはくれぐれも気をつけてくださいね。
借金に借金を重ねる自転車操業状態やリボ払いで解決しようと思っても限界があります。
なぜなら、元本だけでなく利息が膨らみ、まさに「雪だるま式」に借金が増えるため、根本的な解決策とはいえないからです。
一度、綺麗に借金をリセットして新たな人生をスタートさせることを前向きに考えてくださいね。
次に、借金の具体的な解決策「債務整理」についてみていきましょう。
債務整理ってなに?メリット・デメリット


「債務整理」は、大きく3つの手続きにわけられます。
- 任意整理
- 個人再生
- 破産
それぞれ手続きごとに減額できる金額の大小や手続き、要件が異なりメリット・デメリットも異なります。


任意整理 | 個人再生 | 自己破産 | |
手続き期間(※5) | 半年〜1年ほど | 半年〜1年ほど | 3ヶ月〜1年ほど |
要件 | 一定の収入が必要 | ・安定した収入・住宅ローンを除く負債額の合計5,000万円以下 | 支払い不能な状態であること |
借金減額可否 | ・利息、遅延損害金カット(※1) | ・借金が5分の1〜10分の1(※3) | ・借金0円になる(※2) |
メリット | ・長期的な分割払いで毎月の返済額を減らせる ・将来かかる利息や遅延損害金が免除 ・借入先を選び手続きが可能 ・裁判所を介さずに手続き可能 | ・借金を大幅に減らせる ・住宅、車などを残せる ・ギャンブル、投資などが理由でもできる | ・全ての債務が免責(※4)される |
デメリット | ・ブラックリストに登録される ・裁判に発展する可能性がある ・保証人や担保があれば担保権実行や保証人に請求されるリスクがある ・借入先が受け入れてくれないこともある | ・ブラックリストに登録される ・安定した収入が必要 | ・ブラックリストに登録される ・財産を処分しなければばらばい ・保証人に請求される |
財産処分の必要性 | 不要 | 不要 | 必要 |
費用相場 | 各事務所により異なる | ||
ブラックリスト | 載る | 載る | 載る |
※1 債権者による。
※2 税金や損害金が0円にならない場合もある。
※3 住宅ローンを除く
※4 「免責」とは責任を免れる(責任を負わない)こと。
※5 個々の事情により異なります。これらの手続きが完了した後返済が始まる(破産決定が出た場合は『免責』いわゆる免除)。
任意整理について
ただいま準備中
「任意整理」についてもっと詳しく知りたい」
流れ/メリット/デメリット/リスク/費用 を解説。
個人再生について
ただいま準備中
「個人再生」についてもっと詳しく知りたい」
流れ/メリット/デメリット/リスク/費用 を解説。
破産について
ただいま準備中
「破産についてもっと詳しく知りたい」
流れ/メリット/デメリット/リスク/費用 を解説。
借金を返せないときに絶対NGな行動とは?|まとめ





弁護士さんに相談したら怒られるんじゃないかと思ってなかなか相談できなかった・・・💦



その考え危険すぎます⚠️
1番怖いのは、弁護士に頼らずに自分でなんとかしようと考えて最悪の事態を引き起こしてしまうことなんですよ。
借金問題は、孤独になりやすく精神的に疲弊します。
「仕事中にいつもなら考えられないミスを連発してしまう。」
「子どもやパートナーにキツくあたってしまって自己嫌悪に。」
「いつも借金のことばかり考えてしまい眠れない、食欲がない。」
「とにかく毎日がツラく自己嫌悪・・・。」
【借金問題早期解決のコツ!】
無料で相談可能な法律事務所(弁護士)に相談する(司法書士は140万円までしか対応できないため)
現在自分の置かれている状況(正確な借金の額)&自分に合った解決法を知る
〜借金問題を解決するための“はじめの一歩”です〜
NG行動(1) 闇金から借りてしまう
「ブラックOK」
「借金ではないので大丈夫」
「即日融資可能」
こんな謳い文句を目にしたことありませんか?
闇金業者は、困っている人の心理をつき勧誘してきます。



怖過ぎる・・・



どんなに借金に困っていても
ヤミ金融には絶対に手を出してはいけません⚠️
また、SNSなどの個人間融資にも絶対に手を出さないこと⚠️
もちろん、闇バイトもNGです。
また、「給与の買い取り」を謳った手法、いわゆる「給与ファクタリング」は昨今トラブルが増えていますので、内容をよく確認するなど利用する際には細心の注意を払ってください。
ヤミ金は、返済に困っている多重債務者をターゲットにしており、借りてしまうと違法な高金利でまたたく間に返済額が膨れ上がってしまいます。
そして、返済が遅れたり、返済ができなくなると勤務先や家族へ脅迫まがいの取立てを行うケースが問題となっていることもあるんですよ。少しでも不審・お困りのときは迷わず下記まで情報提供&相談をしてくださいね。
・全国統一の警察相談専用電話「#9110」
・金融庁金融サービス利用者相談室(0570-016811(IP電話からは03-5251-6811))
・消費生活センター(188)
参考:政府広報オンライン「キャッシングやローン返済でお困りの方へ借金問題は解決できます。まずは相談を!ヤミ金融には要注意!」
NG行動(2) 放置(督促電話・手紙を無視)はリスク倍増
【督促を放置すると考えられるリスク】
- 遅延損害金が加算され借金が増える
- 連帯保証人へ請求される
- ブラックリストに入りローンの新規契約やクレジットカードの利用制限がかかる
- 職場に電話がかかってきて職場の人にバレてしまう
- 家族に電話がかかってきて家族にバレてしまう
- 借金全額の一括返済を請求されてしまう
- 訴訟に発展する恐れがある(強制執行による給与・財産の差し押さえ)
放置したくなる気持ちはわかりますが、支払いができる状況であれば、支払いの意思と支払い可能日を伝えましょう。
もし、難しいようであれば、早めに債務整理を検討してください。
なぜなら、弁護士は債務整理を受任(依頼者と契約を結ぶ)しなければ、依頼者(あなた)の代理人として動くことができないからです。
通常は、債権者に対して受任通知を送ると、以後、督促がストップします。



これで晴れて督促から解放され、仕事に集中することができます。
受任通知を送った後は、弁護士があなたに代わって交渉し各種手続きを行います。ここから先は、『弁護士↔️あなた』とのやり取りのみとなるので精神的にも余裕ができ平和な日々を送ることができますよ。
早めに弁護士に相談すべき理由|過払い金請求には時効がある
過払金請求とは?
消費者金融やクレジットカード会社の借入で払い過ぎた利息を返してもらうことをいいます。
2010年6月17日より前に借入をした方は、過払い金が発生している可能性があります。
また、請求しなければ10年で時効が完成し取り戻せなくなってしまいます。
この計算をする際に重要なのが「起算日(期間計算における第1日目)」です。
基本は、「取引終了日」とされていますが、書類を取り寄せ精査しどの時点が起算日かを特定しなければなりません。
また、法改正による影響は素人ではわからない複雑な部分が多いので、既に完済済みの借金が過払い請求ができるケースもあります。
早めに弁護士に相談すべき理由|方針の決定に影響がでる
先にも触れたとおり、正確な借金の額や依頼者となる人の収入、その他の事情などがわからなければ最適な解決方法を提示することができません。
借金の金額と収入等を総合的に考慮して取るべき法的手続きを決定します。
また、複数の借入先がある場合は、貸主(債権者)ごとの対応方法などもアドバイスしてもらえると思います。



嘘をつかずにお話ししましょう。
弁護士に借金の相談をする前にすべきこと(準備)
無料相談の予約を取る際の電話やメールの際は、ざっくりとでも構いませんので、ご自身の把握されている借金の状況を伝えておくと、相談日当日にスムーズに話を進めることができます。



一度まとめてしまえば後がラクですよ。
弁護士に伝えることリスト
- 債権者(お金を貸した人・法人)
- 債務者(お金を借りた人・法人)
- 借入れ期間
- 各社の借入額
- 毎月の返済額内訳
- 収入の状況
- 債権者や裁判所など関係先から届いている書面(督促状など)やメールの内容 など
※借金の理由については、言いづらいことでも正直に話しましょう。なぜなら、実際に委任契約を結んだ後、調査を行った際に発覚しますし、手続き可能な解決方法が異なることもあるからです。



無料相談は1時間ほどです。
「1時間って長くない?」
と思われるかと思いますが、実際はあっという間なんですよ。



相談の流れも確認しておけば安心ですよね。
法律相談の流れ


⚖️法律相談の流れ(イメージ )
持ち家を残したい、職場や家族にバレたくない、任意整理か破産か
破産すると仕事に影響が出る地位や資格がある など
その場で契約しなくても大丈夫です。
【参考】弁護士と司法書士の違い
弁護士事務所
弁護士事務所に相談する場合は、比較的高額な借金の場合です。
「任意整理」「個人再生」「破産」借金の金額問わず対応可能です。
メールで相談日の予約を取ることから始めましょう。
司法書士事務所
司法書士事務所の場合は、(1社あたり)140万円までの借金に対応することができますので、比較的少額の借金のケースに向いています。
「任意整理」を検討されている方は、比較的費用の抑えられる司法書士の先生に相談されてみてはいかがでしょうか。
まずは、メールで相談の予約を取り「任意整理」での手続きが可能な状況であるかを把握するところからスタートしましょう。
借金問題Q&A


クレジットカードは使えなくなりますか?
たとえば、任意整理をした場合、債権者と和解した後3~5年かけて借金を完済するケースでは、完済後およそ5年間は事故情報(いわゆるブラックリスト)に登録されるため使用することができなくなります。
新たな借入はできなくなりますか?
債務整理をすると、信用情報機関に事故情報として登録されますので(いわゆるブラックリスト)新たに借入をすることは原則できなくなります。
資格取得などの制限はありますか?
任意整理や個人再生の場合は問題になりませんが、自己破産の場合は手続きを開始すると一定の資格制限があります。(弁護士、司法書士のほか取締役などの資格制限があります)
対象期間は、自己破産の開始決定を受けてから免責決定を受けるまでの間(およそ半年間)です。
詳しくは、ご自身の保有・取得予定の各資格要件をご確認ください。
債務整理後の生活





第二の人生のスタートですよ!
⭕️ 収入 > 支出
❌ 収入 < 支出
収入と支出のバランスを考えて、この機会にすべての支出を洗い出してみましょう!
💡クレジットカードは使えなくなるがデビットカードは使える(ポイント貯まるので便利)
💡カード主義から現金主義へ頭を切り替える
💡ムダ使いをやめる(家計管理の徹底)
💡公的援助を受ける など
〜見直しリスト〜
無駄な支出がないか?
サブスクリプションで未使用or使用頻度が少ないものがないか?
有料アプリで未使用のものがないか?
外食が多くないか?
その服本当に必要? など